医療的なシミ取り治療の方法はいくつかあり、レーザー治療以外ではケミカルピーリングという方法がよく知られています。ケミカルピーリングとは、化学的なフルーツ酸などを使って古い角質や表皮、真皮までも強制的に溶かして除去することで、新陳代謝を促進させ、新しい皮膚の再生を促して美しい皮膚を取り戻そうという方法です。
ケミカルピーリングは、シミの他にもニキビや肌のくすみ、小じわ対策などにも効果があります。もちろん専門医による肌の診断を行って、各人に合った薬剤の濃度や種類を配合してくれますが、皮膚科の場合、アルファヒドロキシ酸(AHA)とトリクロール酢酸(TCA)が主に使われるようです。
AHAはフルーツ酸とも呼ばれ、グリコール酸や乳酸が主に使われています。他にはレチノイン酸、サリチル酸なども使用します。注意としては、ケミカルピーリングは、治療前や治療後が非常に重要になります。それは科学的に角質や表皮を剥がすので、表皮が持つ本来のバリア機能や水分保持機能が失われてしまうからで、治療を受ける専門医師の下での適切な処置が必要となります。実際の治療では、個人差がありますが痛みはほとんど感じないようで、所要時間も30分~1時間程度の短時間で済み、治療後にお化粧をすることも可能です。
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